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家族葬葬儀が選ばれる理由

密葬では寂しく感じる人、後で本葬をしない小規模儀をする人のために、作り出された言葉です。形式にとらわれず近親者・親しい友人だけでゆっくり故人とのお別れをする形式を言い、密葬との違いはありません。会社関係等の儀礼的な参列はお断りし、香典等は辞退します。

最近では、近親者・友人が少ないから家族葬で。というケースが増えてきています。まれに宗教者を呼ばず、自由葬として行われることもあります。
選ぶ理由としては、密葬では寂しい感じで抵抗がある。故人の遺志・経済的理由・煩わしい習慣・風習を避けたい等いろいろあります。利点としては、儀礼的な参列者への挨拶やもてなしに振り回されることもなく、故人との最後のひと時をゆっくり過ごせることにあるといえます。また、接待等の費用面も省略でき、葬儀費用も安くあがります。

少しでも長生きしてほしいとの思いから療養看護に費用を使い、葬儀費用まで手が回らない。という現代社会の問題から、選ぶ人もあります。改めて本葬をしないため、終了後に家族葬で済ませた旨の通知をします。また、家族が心の整理をつけるために、お別れ会を開催したり、故人を慕う友人主宰でしのぶ会をを開催することもあります。

しかし実際に家族葬といっても葬儀会社にあれこれ依頼しないといけませんし、身内だから食事の手配をしなくて良いだとか、そういうことは失礼に当たりますので、実際葬儀会社にいらいせねばなりません。葬儀社は具体的にどんなことをするのか、特に初めて検討している人は分からないことが多いと思います。簡単にまとめると、斎場・焼き場の手配、祭壇・遺影など葬儀に関連した諸々の手配、通夜・葬儀の取りまとめなどになります。

樹木葬が人気の理由

 最近、樹木葬が話題に上ることが多くなってきました。これを行う理由とは何でしょうか。
 初めて行ったのは、1999年岩手県の祥雲寺と言われています。当時全国に広まりつつあった散骨に影響を受けた住職が始めたのだそうです。
 現在、注目を集めてきていますが、樹木葬を行う理由はいくつかあると思われます。子供に負担を掛けたくない、お墓の継承が心配というのもあるのでしょう。

 いくつかのパターンがあるようですが、共通しているのはいずれ遺骨を土に還すということです。代表的な例は、墓石の代わりに木を植え、埋葬された遺骨を土へ還すものです。霊園として管理することが、長い間放置され荒れてしまった山をかっての美しい里山に戻すことにつながるし、木を植えることも里山を保全することになるというものです。

 京都の寺院の例では、古の万葉の時代から行われていた自然葬に近い方法で、深い緑に囲まれた中、笹の下の地中深く
に埋葬します。たくさんの人の墓が集まり全体でひとつの墓になります。個人墓であり、集合の墓でもあるのです。
 どこでも宗教・宗派を問わないようです。日本に現在のようなお墓があるのは明治時代になって墓地法が出来てからと言われています。ある程度年月が経ったら、遺骨が土に還るというのが良いのかもしれません。

社葬~その特徴や一般の葬儀とは異なる点など

社葬とは、企業が遺族と一体となって行う葬儀のことを言います。
追悼する故人として対象となるのは、創業者や経営者、会長、社長、代表取締役に留まらず、役員、社員が対象となることもあります。出席するのは、遺族、企業関係者だけでなく、各界関係者(提携先、スポンサー、得意先、協賛先、政治関係、総会関係など)、一般来客者も会します。
種類は社葬と合同葬に大別されます。前者は、一般的には、最初の初七日法要まで家族で、その後企業で葬儀を行います。通常は亡くなられて一ヵ月後に行われます。
流れとしては個人葬と大きくは変わりません。通夜→告別式→荼毘に付する火葬という流れです。一般的には個人葬よりも大規模で、すべからく公共的に行われることが少なくないのですが、故人の遺志、会社の規模、喪主及び運営責任者の意向などによってこぢんまりとまたはひっそりと行われるケースもままあります(言うまでもなく、中には密葬もあります)。
特徴としては、個人葬と異なる要素がいくつかあります。まず会社が大きく有名になるほど、品格の伴った荘厳なセレモニーが必要とされます。また実行に伴い人手が足りずサポートがいる場合は、依頼業者にサポート要員を依頼することが出来ます。日程は、関係者、会場などの都合を優先して取り決めが行われます。友引だけを避け、四十九日までを目安として執行日を決定します。言及すべきこととして、公共上、建前で行う儀式ゆえ、故人の私的要望を取り入れないことが多いようです。また執行日までに事前の準備が重要となります。これが大きな特徴にひとつです。具体的なシミュレーションを行い、イレギュラーも想定して念入りに打ち合わせが行われます。対象者の写真・経歴書の準備、訃報連絡先の取りまとめ(依頼業者ではこれについての資料作成の手伝いを行うこともあります)、役割分担(遺族対応、会場確認など)、駐車場対策など、準備する項目は個人葬とは比較にならないほど多くなるでしょう。